過酷な勤務実態が指摘されている牛丼チェーン「すき家」の労働問題。すき家を運営するゼンショーホールディングスが7月31日に発表した第三者委員会(委員長:久保利英明弁護士)の調査報告書を読み解くと、今年に入ってから一段と厳しさを増した現場の姿が見えてくる。
報告書には、管理監督者以外の、現場で働く正社員や契約社員の平均残業時間が記載されている。これをグラフにしてみたところ、今年1月以降、急激に伸びていることが分かった。
2013年10月から徐々に増加するようになった残業時間は、14年に入ってからペースアップ。1月に約68時間、2月には約80時間にまで達した。その
後も、3月90時間、4月にはついに100時間を突破して、約109時間を記録した。その後は約86時間に下がっている。
この残業時間急増の背景には、何があったのだろうか。
●「牛すき鍋」と「大雪」でバイトの48時間勤務まで発生
第三者委員会がまとめた報告書に当時の背景として記載されているのが、2014年2月に投入された「牛すき鍋」だ。オペレーションが複雑で、現場の負担が増したという。
報告書には「現場への負荷を懸念する声が本部に十分伝わることなく、本部が牛すき鍋の仕込みに係る時間を甘く見積もって牛すき鍋投入を決定した結果、現場
のオペレーションが十分機能せず、クルー(注:アルバイトのこと)や現場社員のサービス残業・長時間労働が増加し、現場は疲弊した」と描かれている。
さらに、現場を追いつめる契機となったのが、2月に2度にわたって首都圏を襲った記録的な「大雪」だ。多くのバイトが店舗から帰宅できず、交代要員も出勤できなくなったという。このときの過酷な状況について、報告書ではこう説明している。
「幹部は大雪により発生したトラブルへの対応に追われ、店舗を一時休業するなどの措置が取られることはなかったため、中には帰宅できないクルーが48時間勤務するといったことも多数生じた。この大雪を契機に、クルーの不満が爆発し、クルーの稼働率及び人数が益々減少した」
48時間勤務というのは、想像を絶する状態だ。それをきっかけに、バイトが次々と辞めていったとしても仕方ないといえるだろう。
「それによって、AM(注:正社員の「エリア・マネジャー」)・ZM(注:正社員の「ゾーン・マネジャー」)は、店舗運営のためのシフトを組めず、自身がシフトに入らざるを得ない状況に陥り、過重な負担を負った」
●ついに社員も無断欠勤、予期せぬ休業まで発生
このような状況に対して、バイトだけでなく、正社員や契約社員も耐えられなくなった。
「多くのAM・ZMが退職し、又は無断欠勤した上で行方をくらますなどして、残ったAM・ZMに更なる負担をかけた。その結果、多くの店舗において、運営
できなくなるほどの人手不足に陥り、2014年2月中旬から店舗のイレギュラークローズ(計画されていない店舗の一時休業・時間帯休業)が起き始め、2月
の最終週にはその数が10店舗に達した」
報告書に記載された社員退職数(正社員、契約社員)のデータを見ると、1月に19人、2月に16人だった退職者数は、3月には33人に急増している。以後、4月24人、5月20人と高い水準が続いた。
不満がたまったバイトが現場から離脱。そのしわ寄せがきた正社員や契約社員も耐えられなくなり、さらに現場が疲弊する。その結果、数多くの店舗がイレギュ
ラーな休業に追い込まれていった。こうした「負のスパイラル」ともいえる状況に有効な手を打てなかったことが、社会から多くの批判を集める結果を招いたと
いえそうだ。
タオバオ代行
2014年8月3日星期日
2014年7月22日星期二
海清
上海は『趙氏孤児』などを睁開について、王学圻撮影怒落ち、赤ちゃんの場
海清
劇を、海清表現の母性愛輝き人たいへん感心、演技申し分のない。質問するかどうかが母の経験からこんなに解釈の場所は、まだ迷って海清中、傍の傑作は野次馬と、「あなたはおとなしくを招いて!」その時まで、海清が明らかにした母と、「私は1人のかわいい息子を体得することができるので、とても程婴妻が奪われておくるみの中の子供時のあのような絶望。」息子は想いをかどうかを聞かれた時、彼女の直言「当然だ、ドラマの中には赤ちゃんを抱いて、ミルクの香りを嗅ぎながらような気持ちを抱いて自分の子供になるのは慰めた子供を思うだろう。」
[ 2 ] 2012年10月18日、海清初の微博で自分の息子に言及した息子の絵は足の「刺靑」。息子は診察し、海清手伝いを息子を「刺靑」、おかしな息子やんちゃは姓「竜」と呼ばれ、「龙哥たいので」。海清マイクロブログに息子との対話を記録した可愛い、ユーザーと非常に暖かい。これも海清初、Twitterで息子のことに言及。
海清夫や六歳の息子の写真メディア露出するなど、多くのネットユーザーが転送と評論。これは息子に海清海清ほしい自分の家族に一定の空間と明かし「私はみんなに理解の公人の好奇心、しかし私は1人のお母さん、普段は仕事のため、子供とポリ少なく離れは多くて、私は非常に申し訳ない。私は多くの記者が奔走したい友達も私と同じように、自分の子供を見てしようがない日々の成長。子供がまだ小さいから、そして彼は毎日生活シーンのタレント。私がお母さんに申し訳ない彼の。私はみんなが私に懇願する子供が少し空間。彼はまだ十分に成長した自分を守る時、私は彼のために全世界に抵抗しなければならない。」
タオバオ代行
タオバオ代行
2014年7月10日星期四
自衛隊式典、ソウルのホテルが拒否
在韓日本大使館がソウル市内のホテルで11日に予定していた自衛隊創立を記念する行事について、ホテル側が10日になって、場所を提供できないと通知して
きたことが分かった。一部の韓国メディアが10日、行事の開催を批判的に報じたことや、日本の集団的自衛権行使をめぐる韓国内の批判が影響したとみられ
る。
韓国の聯合ニュースによるとホテル側は10日、「国民の情緒を考慮して、日本大使館が予定していた行事を中止した」と明らかにした。日本大使館関係者もホテル側が中止を通告してきたことを認めた。今回の事態は、ぎくしゃくする日韓関係にさらに悪影響を及ぼしそうだ。
日本大使館は毎年、自衛隊創立を記念する行事をソウルで開催してきた。今年は創立60周年にもあたっており、日本大使館は日本大使公邸で開催することを 決めた。行事には韓国政府関係者や韓国に駐在する各国の外交団らを招待しているが、今回の事態で韓国側からの参加はほぼ見込めない見通しだ。タオバオ代行
韓国の聯合ニュースによるとホテル側は10日、「国民の情緒を考慮して、日本大使館が予定していた行事を中止した」と明らかにした。日本大使館関係者もホテル側が中止を通告してきたことを認めた。今回の事態は、ぎくしゃくする日韓関係にさらに悪影響を及ぼしそうだ。
日本大使館は毎年、自衛隊創立を記念する行事をソウルで開催してきた。今年は創立60周年にもあたっており、日本大使館は日本大使公邸で開催することを 決めた。行事には韓国政府関係者や韓国に駐在する各国の外交団らを招待しているが、今回の事態で韓国側からの参加はほぼ見込めない見通しだ。タオバオ代行
2014年5月3日星期六
アルピニスト野口健氏
アルピニストの野口健氏(40)が28日、自身のツイッターを更新。日本テレビ系のバラエティー「世界の果てまでイッテQ!」(日曜、後7・58)の番組企画で、お笑いタレントのイモトアヤコ(28)が挑戦していた世界最高峰(8848メートル)のエベレスト登頂を断念したことについて「日テレの判断は正しい」と賛同した。
エベレストでは今月18日に雪崩が発生、シェルパと呼ばれるネパール人ガイドら13人が死亡したことを受けて世界各国の登山チームが撤退したが、それでもイモトの挑戦は継続することが報じられていた。「昨日までは登山を続けるとの報道があり逆に心配していました」とイモトを案じていたという野口氏。「主要な登山隊がかなり早い段階で撤退を決断したのもそれだけの理由があったからで」と専門家ならではの見解をつづった。
イモトのエベレスト登頂については、前日に放送された番組では挑戦企画の続行が報告されていたが、この日になって同局の大久保好男社長が定例会見で断念を発表。「登ることが極めて困難な状況に至った」と説明している。taobao代行
エベレストでは今月18日に雪崩が発生、シェルパと呼ばれるネパール人ガイドら13人が死亡したことを受けて世界各国の登山チームが撤退したが、それでもイモトの挑戦は継続することが報じられていた。「昨日までは登山を続けるとの報道があり逆に心配していました」とイモトを案じていたという野口氏。「主要な登山隊がかなり早い段階で撤退を決断したのもそれだけの理由があったからで」と専門家ならではの見解をつづった。
イモトのエベレスト登頂については、前日に放送された番組では挑戦企画の続行が報告されていたが、この日になって同局の大久保好男社長が定例会見で断念を発表。「登ることが極めて困難な状況に至った」と説明している。taobao代行
2014年4月22日星期二
本田圭佑
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タオバオ代行 |
この二大ビッグマッチはミランにとってだけではなく、本田にとっても大きなチャンスとなり得る。本田がキエーボ戦で見せたような聡明さと、ジェノア戦でみ せたようなゴールを決めることができたら、これまでの非難は何処へやら、本田は一躍ミランのスターとなるだろう。サポーターは彼を心から愛し、サンシーロ 中が彼の名を叫ぶ。そしてチームにとっても欠かせない重要な選手となるはずである。いわば真の背番号10になれるかどうかが、この2試合にかかっているの だ。
たぶん本田自身もそれは十分に理解していて、だからこそケガからの復帰も慎重になったのだろう。それはリボルノ戦前日の本田とガッリアーニ副会長との会話からもうかがえた。
「本調子に戻るまでにはあと2日は必要です」
本田はそう言って欠場を決めた。シーズン最後の、そしてミランでの大きな飛翔に向けて、今、本田は準備中だ。
2014年4月16日星期三
タイで人気沸騰のワケ
皆様は、カレーチェーンの「Coco壱番屋」
をご存じだろうか。通称、「ココイチ」。「一度も店に入ったことがない」という人から「週1回以上行く」という人まで、使い方は人それぞれだと思う。だ
が、ココイチで「勝負デート」あるいは「ビジネス商談」をしたことのある方は、いらっしゃるだろうか。
実はいま、それが現実になっているのだ。といっても、日本ではなく、アジアでの話だ。今、ココイチがアジアで熱い。日本のリーズナブルなイメージとは違い、カップルからビジネスマン、ファミリー層まで大賑わいだ。
ココイチがアジアで人気の理由とは何なのか。それを可能にした決断とは? 今回はグローバルマーケティングの視点を踏まえながら、アジアでのココイチ成功の裏側を探っていこう。
■ カップルのデートから商談まで、大人気スポットに
現在ココイチは、アジアを中心に世界各国に出店中。なかでも最近熱いのはタイだ。日系のチェーンでは最大規模に迫る店舗数をバンコク中心に出店。店をのぞくとカップル、家族連れで大にぎわいだ。夕方ともなれば、仕事帰りのOLやサラリーマンも多い。
話を聞いた、タイ人のワタポーン・ナヤラポットさん(仮名、25歳女性)も、そんなひとり。目抜き通りのデパート前で彼氏と待ち合わせをしてデート。今 日のディナーはココイチだという。2人が楽しくおしゃべりをする横では、男性ビジネスマンが2人でカレーを食べつつ、仕事の打ち合わせをしていたりする。
筆者も多くの日系企業を支援しているが、そもそも、日本の外食ブランドをそのまま海外に出せばうまくいくというのは幻想だ。勢いだけで海外進出して、痛い目をみたチェーンも少なくない。そう、ココイチがここまで成功しているにはワケがあるのだ。
では、皆様なら、どのような戦略で進出を図るだろうか。少し考えていただきながら、読み進めていただきたい。タオバオ
実はいま、それが現実になっているのだ。といっても、日本ではなく、アジアでの話だ。今、ココイチがアジアで熱い。日本のリーズナブルなイメージとは違い、カップルからビジネスマン、ファミリー層まで大賑わいだ。
ココイチがアジアで人気の理由とは何なのか。それを可能にした決断とは? 今回はグローバルマーケティングの視点を踏まえながら、アジアでのココイチ成功の裏側を探っていこう。
■ カップルのデートから商談まで、大人気スポットに
現在ココイチは、アジアを中心に世界各国に出店中。なかでも最近熱いのはタイだ。日系のチェーンでは最大規模に迫る店舗数をバンコク中心に出店。店をのぞくとカップル、家族連れで大にぎわいだ。夕方ともなれば、仕事帰りのOLやサラリーマンも多い。
話を聞いた、タイ人のワタポーン・ナヤラポットさん(仮名、25歳女性)も、そんなひとり。目抜き通りのデパート前で彼氏と待ち合わせをしてデート。今 日のディナーはココイチだという。2人が楽しくおしゃべりをする横では、男性ビジネスマンが2人でカレーを食べつつ、仕事の打ち合わせをしていたりする。
では、皆様なら、どのような戦略で進出を図るだろうか。少し考えていただきながら、読み進めていただきたい。タオバオ
2014年4月7日星期一
小保方氏以外の「共犯者」
4月1日の理研調査委員会が公表した最終報告書に対する小保方氏のコメントを読んで、アレ?
と思った文章がある。「論文中の不適切な記載と画像については、すでにすべて訂正を行い、平成26年3月9日、執筆者全員から、ネイチャーに対して訂正論
文を提出しています」という最後の一文だ。
3月9日と言えば、若山照彦教授(山梨大学)が、他の共同著者らに論文撤回を呼びかけたと記者会見で公表する前日である。筆頭著者による訂正論文の提出 と、共同著者の一人による論文撤回の呼びかけが、これだけ接近しているのはなぜだろう。「執筆者全員から、ネイチャーに対して訂正論文を提出しています」 とコメントする彼女は、若山教授が論文撤回を呼びかけている事実をあえて無視しているように思えた。
この点、若山教授にメールで問いあわせたところ、次のような回答を得た。
「Natureへ修正依頼を提出したことは、日付はわかりませんが事実です。僕もその数日前にサインをしています。そして10日に僕は博士論文の写真の不正を知り、すぐ撤回を呼びかけました。そのことを知っていたら、サインをしませんでした」
博士論文の写真の不正とは、小保方氏が博士論文で使用した「マウス骨髄の造血系細胞に機械的ストレス(細いピペットを通過させる)を与えて得られた細胞を 用いたテラトーマ」の画像を、「マウス脾臓の造血系細胞を酸で処理して得られた細胞(STAP細胞)を用いたテラトーマ」の画像としてネイチャー論文に掲 載したことである。STAP細胞の実験の根幹に関わる重要な画像に、条件の異なる、過去の実験で得られたものを使うという行為は単純ミスとは考えにくい。 これが若山教授が小保方氏に不信感を抱く決定打になった。
小保方氏がネイチャーに訂正論文を提出するにあたって共著者のサインを求めたのは、博士論文のテラトーマ画像の疑惑が明らかになる数日前なので、若山教授 も小保方氏をまだ信用していた。だからこそ若山教授は訂正論文の提出に同意してサインしたわけだが、実はそれよりずっと前に小保方氏は、ネイチャー論文 に、テラトーマ画像の使い回しを認識していたことが調査委員会の報告書で明らかにされている。
「2月20日に笹井氏と小保方氏より、修正すべき点についての申し出とこれに関する資料の提出を受けた。
(略)笹井氏は、2月20日の委員会のヒアリングの数日前に小保方氏から画像の取り違え等について知らされ、論文を訂正するための正しいデータを至急取り直すことを小保方氏に指示したと説明した」
要するに、共同研究者の一人で、論文の主要な部分の執筆を担った笹井芳樹氏(理研CDB副センター長)と小保方氏は、博士論文のテラトーマ画像の使い回し も、その画像がネイチャー論文の条件とは異なる実験で得られていたことも知っていたのだ。それにもかかわらず、彼らは共同研究者の若山教授にそれを伝えて いなかったことになる。もしこの件を知っていたら、訂正論文の提出に関する同意書にサインしていなかったと若山教授が明言していることを考えれば、彼らの 対応は極めて不誠実だったと言わざるを得ない。
4月2日のYomiuri Onlineの記事「小保方研究は『極秘』…勉強会でも発言を辞退」によれば、「小保方リーダーは理研内の勉強会でも発言を辞退するなど、研究内容は『極秘扱い』で、発表前に十分なチェックを受けていなかった。」という。
小保方研究の隠蔽体質を非難する論調の記事だが、研究内容の極秘扱いをダメだと決めつけることはできないだろう。山中伸弥教授(京都大学)も、2006年 8月にマウスiPS細胞の開発成功を「Cell」誌で報告するまで、自分の研究室の外にiPS細胞の情報が漏れないように研究員たちに箝口令を敷いていた くらいだ。真似されないように箝口令を敷くのは、スクープ発表前の新聞社だって同じだろう。
問題は、小保方氏と笹井氏によって情報が統制され、他の共同研究者が実験の全体像を十分知らされていなかった点だ。訂正論文を用意するにあたって、小保方氏と笹井氏が若山教授にテラトーマ画像に関する不備を知らせなかったことに、私は二人の隠蔽体質を垣間見た気がした。taobao代行
3月9日と言えば、若山照彦教授(山梨大学)が、他の共同著者らに論文撤回を呼びかけたと記者会見で公表する前日である。筆頭著者による訂正論文の提出 と、共同著者の一人による論文撤回の呼びかけが、これだけ接近しているのはなぜだろう。「執筆者全員から、ネイチャーに対して訂正論文を提出しています」 とコメントする彼女は、若山教授が論文撤回を呼びかけている事実をあえて無視しているように思えた。
この点、若山教授にメールで問いあわせたところ、次のような回答を得た。
「Natureへ修正依頼を提出したことは、日付はわかりませんが事実です。僕もその数日前にサインをしています。そして10日に僕は博士論文の写真の不正を知り、すぐ撤回を呼びかけました。そのことを知っていたら、サインをしませんでした」
博士論文の写真の不正とは、小保方氏が博士論文で使用した「マウス骨髄の造血系細胞に機械的ストレス(細いピペットを通過させる)を与えて得られた細胞を 用いたテラトーマ」の画像を、「マウス脾臓の造血系細胞を酸で処理して得られた細胞(STAP細胞)を用いたテラトーマ」の画像としてネイチャー論文に掲 載したことである。STAP細胞の実験の根幹に関わる重要な画像に、条件の異なる、過去の実験で得られたものを使うという行為は単純ミスとは考えにくい。 これが若山教授が小保方氏に不信感を抱く決定打になった。
小保方氏がネイチャーに訂正論文を提出するにあたって共著者のサインを求めたのは、博士論文のテラトーマ画像の疑惑が明らかになる数日前なので、若山教授 も小保方氏をまだ信用していた。だからこそ若山教授は訂正論文の提出に同意してサインしたわけだが、実はそれよりずっと前に小保方氏は、ネイチャー論文 に、テラトーマ画像の使い回しを認識していたことが調査委員会の報告書で明らかにされている。
「2月20日に笹井氏と小保方氏より、修正すべき点についての申し出とこれに関する資料の提出を受けた。
(略)笹井氏は、2月20日の委員会のヒアリングの数日前に小保方氏から画像の取り違え等について知らされ、論文を訂正するための正しいデータを至急取り直すことを小保方氏に指示したと説明した」
要するに、共同研究者の一人で、論文の主要な部分の執筆を担った笹井芳樹氏(理研CDB副センター長)と小保方氏は、博士論文のテラトーマ画像の使い回し も、その画像がネイチャー論文の条件とは異なる実験で得られていたことも知っていたのだ。それにもかかわらず、彼らは共同研究者の若山教授にそれを伝えて いなかったことになる。もしこの件を知っていたら、訂正論文の提出に関する同意書にサインしていなかったと若山教授が明言していることを考えれば、彼らの 対応は極めて不誠実だったと言わざるを得ない。
4月2日のYomiuri Onlineの記事「小保方研究は『極秘』…勉強会でも発言を辞退」によれば、「小保方リーダーは理研内の勉強会でも発言を辞退するなど、研究内容は『極秘扱い』で、発表前に十分なチェックを受けていなかった。」という。
小保方研究の隠蔽体質を非難する論調の記事だが、研究内容の極秘扱いをダメだと決めつけることはできないだろう。山中伸弥教授(京都大学)も、2006年 8月にマウスiPS細胞の開発成功を「Cell」誌で報告するまで、自分の研究室の外にiPS細胞の情報が漏れないように研究員たちに箝口令を敷いていた くらいだ。真似されないように箝口令を敷くのは、スクープ発表前の新聞社だって同じだろう。
問題は、小保方氏と笹井氏によって情報が統制され、他の共同研究者が実験の全体像を十分知らされていなかった点だ。訂正論文を用意するにあたって、小保方氏と笹井氏が若山教授にテラトーマ画像に関する不備を知らせなかったことに、私は二人の隠蔽体質を垣間見た気がした。taobao代行
2014年3月31日星期一
黒田日銀に追加緩和を迫る2つの「ずれ
コラム:黒田日銀に追加緩和を迫る2つの「ずれ」=上野泰也氏
2014年 03月 20日 11:01 タオバオ代行
黒田東彦日銀総裁はかねてより市場の一部にある早期追加緩和期待をけん制する発言を行ってきたが、今月11日の金融政策決定会合後の記者会見でもそうした姿勢を改めて示していた。追加緩和に踏み切るつもりが、日銀には本当にあるのだろうか。
昨年4月4日に「量的・質的金融緩和」を導入した際に「戦力の逐次投入はしない」として白川方明前総裁時代の手法との決別を宣言している以上、できるだけ追加緩和はしたくないというのが日銀の基本的な考え方であり、本音でもあるだろう。
「バズーカ砲」を撃ってから1年も経たないうちに追加緩和を実施するというのでは、今回の緩和自体が失敗した、あるいは失敗しかけているとみなされる恐れがある。それは、今の日銀が重視する企業や家計の期待への働きかけにも悪影響が及びかねない話である。市場の「雑音」にもかかわらず追加緩和に動かないでいるうちに「物価安定の目標」2%が淡々と実現するというのが、日銀にとってのベストシナリオだろう。
だが実際には、筆者を含む多くのエコノミストが、日銀が公約している2年程度での物価上昇2%の実現はきわめて困難だとみている。また、4月には5%から8%への消費税率引き上げという、景気を下押しする大きな要因も控えている。日銀が掲げるシナリオと現実の経済情勢の「ずれ」に促される形で、日銀はやむなく追加緩和に動くことになるのだろう。
<実施は最速で6月、遅くとも10月か>
そうした「ずれ」として想定されるものは、大きく分けて2つある。
1つは、景気面の「ずれ」である。具体的には、消費税率が引き上げられた後の景気下振れリスクの増大である。
政府・日銀は増税後の景気動向について、消費税率が前回引き上げられた1997年当時と比べて日本の金融システムの安定度が高いことなどを根拠に、かなり楽観的にみている。だが、輸出が不振であるなど、増税後は景気の「けん引役」が不在となる可能性が高い。人手不足や資材高騰によって、予算計上された公共事業の景気刺激効果が通常より弱まっているという事実もあり、4月以降の景気下振れリスクは軽視できない。夏から秋に政府が追加経済対策の策定に動き、これと連携する形で日銀が追加緩和を決定するというシナリオが浮かび上がる。
もう1つは、物価面の「ずれ」である。具体的には、消費者物価指数(CPI)コアの前年同月比(除く消費税率引き上げ要因)のプラス幅が、日銀のシナリオに反して徐々に縮小していき、2%がだんだん遠ざかっていく場合である。
日銀は、2年程度での物価上昇2%の実現が難しくなったことをやむなく認めた上で、金融政策に「必要な調整」を加える、すなわち追加緩和を実施するという手順に追い込まれるだろう。こうした物価面のシナリオ修正は、遅くとも10月の展望リポートまでには行われるだろうと筆者はみている。
ただし、物価上昇2%の実現が今の日銀には最大の責務になっているので、上記2つの「ずれ」のいずれがきっかけになる場合でも、追加緩和に動く場合の説明は、物価目標が軸になる可能性が高い。すなわち、景気面の「ずれ」で動いた場合でも、需給ギャップ縮小の遅れによって物価目標である2%に到達するまでの時間が従来の想定よりも長くなったから追加緩和に動いた、という説明になると予想される。
日銀が追加緩和をアナウンスするタイミングについては、消費税率引き上げの直後(4月や5月)ではないというのが、筆者の変わらぬ考えである。日銀は、駆け込み需要の反動などによる4―6月期の景気の落ち込み(大幅な前期比マイナス成長)をシナリオの中に織り込んでいる。
景気面の焦点はその後、夏から秋に景気がリバウンドする力の大小であり、物価面では消費税率引き上げ要因(日銀の試算で2%ポイント)を除いたCPIコア前年同月比のプラス幅の行方である。それらに関連する景気・物価指標がある程度入手できないと、エビデンスを伴う景気・物価シナリオの修正に日銀としては動くことができず、したがって追加緩和に動くこともないというのが、自然な見方だろう。
追加緩和の具体的な内容については諸説あるが、筆者の場合、これまでと同じマネタリーベースの年60―70兆円ペースでの上積みを続けながら、バランスシートの内訳である長期国債と上場投資信託(ETF)の14年末の残高見通しを上方修正するのではないかと予想している。
長期国債は10兆円上積みして200兆円、ETFは5000億円から1兆円上積みして4.0―4.5兆円になるだろう。仮にETFについて1兆円上積みする場合、年間買い入れ額は当初決定の1兆円から倍増することになり、海外投資家にアピールできる「2倍」というキーワードを対外公表文で使用できることになる。
また、追加緩和のタイミングについては、日銀が市場に対して若干のサプライズを狙う場合でも、最速で6月(7月に行われる展望リポート中間評価の直前)、遅くとも10月の展望リポート発表時までには実施されるのではないかと予想している。
2014年 03月 20日 11:01 タオバオ代行
黒田東彦日銀総裁はかねてより市場の一部にある早期追加緩和期待をけん制する発言を行ってきたが、今月11日の金融政策決定会合後の記者会見でもそうした姿勢を改めて示していた。追加緩和に踏み切るつもりが、日銀には本当にあるのだろうか。
昨年4月4日に「量的・質的金融緩和」を導入した際に「戦力の逐次投入はしない」として白川方明前総裁時代の手法との決別を宣言している以上、できるだけ追加緩和はしたくないというのが日銀の基本的な考え方であり、本音でもあるだろう。
「バズーカ砲」を撃ってから1年も経たないうちに追加緩和を実施するというのでは、今回の緩和自体が失敗した、あるいは失敗しかけているとみなされる恐れがある。それは、今の日銀が重視する企業や家計の期待への働きかけにも悪影響が及びかねない話である。市場の「雑音」にもかかわらず追加緩和に動かないでいるうちに「物価安定の目標」2%が淡々と実現するというのが、日銀にとってのベストシナリオだろう。
だが実際には、筆者を含む多くのエコノミストが、日銀が公約している2年程度での物価上昇2%の実現はきわめて困難だとみている。また、4月には5%から8%への消費税率引き上げという、景気を下押しする大きな要因も控えている。日銀が掲げるシナリオと現実の経済情勢の「ずれ」に促される形で、日銀はやむなく追加緩和に動くことになるのだろう。
<実施は最速で6月、遅くとも10月か>
そうした「ずれ」として想定されるものは、大きく分けて2つある。
1つは、景気面の「ずれ」である。具体的には、消費税率が引き上げられた後の景気下振れリスクの増大である。
政府・日銀は増税後の景気動向について、消費税率が前回引き上げられた1997年当時と比べて日本の金融システムの安定度が高いことなどを根拠に、かなり楽観的にみている。だが、輸出が不振であるなど、増税後は景気の「けん引役」が不在となる可能性が高い。人手不足や資材高騰によって、予算計上された公共事業の景気刺激効果が通常より弱まっているという事実もあり、4月以降の景気下振れリスクは軽視できない。夏から秋に政府が追加経済対策の策定に動き、これと連携する形で日銀が追加緩和を決定するというシナリオが浮かび上がる。
もう1つは、物価面の「ずれ」である。具体的には、消費者物価指数(CPI)コアの前年同月比(除く消費税率引き上げ要因)のプラス幅が、日銀のシナリオに反して徐々に縮小していき、2%がだんだん遠ざかっていく場合である。
日銀は、2年程度での物価上昇2%の実現が難しくなったことをやむなく認めた上で、金融政策に「必要な調整」を加える、すなわち追加緩和を実施するという手順に追い込まれるだろう。こうした物価面のシナリオ修正は、遅くとも10月の展望リポートまでには行われるだろうと筆者はみている。
ただし、物価上昇2%の実現が今の日銀には最大の責務になっているので、上記2つの「ずれ」のいずれがきっかけになる場合でも、追加緩和に動く場合の説明は、物価目標が軸になる可能性が高い。すなわち、景気面の「ずれ」で動いた場合でも、需給ギャップ縮小の遅れによって物価目標である2%に到達するまでの時間が従来の想定よりも長くなったから追加緩和に動いた、という説明になると予想される。
日銀が追加緩和をアナウンスするタイミングについては、消費税率引き上げの直後(4月や5月)ではないというのが、筆者の変わらぬ考えである。日銀は、駆け込み需要の反動などによる4―6月期の景気の落ち込み(大幅な前期比マイナス成長)をシナリオの中に織り込んでいる。
景気面の焦点はその後、夏から秋に景気がリバウンドする力の大小であり、物価面では消費税率引き上げ要因(日銀の試算で2%ポイント)を除いたCPIコア前年同月比のプラス幅の行方である。それらに関連する景気・物価指標がある程度入手できないと、エビデンスを伴う景気・物価シナリオの修正に日銀としては動くことができず、したがって追加緩和に動くこともないというのが、自然な見方だろう。
追加緩和の具体的な内容については諸説あるが、筆者の場合、これまでと同じマネタリーベースの年60―70兆円ペースでの上積みを続けながら、バランスシートの内訳である長期国債と上場投資信託(ETF)の14年末の残高見通しを上方修正するのではないかと予想している。
長期国債は10兆円上積みして200兆円、ETFは5000億円から1兆円上積みして4.0―4.5兆円になるだろう。仮にETFについて1兆円上積みする場合、年間買い入れ額は当初決定の1兆円から倍増することになり、海外投資家にアピールできる「2倍」というキーワードを対外公表文で使用できることになる。
また、追加緩和のタイミングについては、日銀が市場に対して若干のサプライズを狙う場合でも、最速で6月(7月に行われる展望リポート中間評価の直前)、遅くとも10月の展望リポート発表時までには実施されるのではないかと予想している。
2014年3月25日星期二
カメの国際見本市
世界遺産の興福寺に隣接する名勝・猿沢池(奈良市)で外来種のミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)が増殖していることを受け、奈良県が平成8年以来、18年ぶりに水を抜いて池の調査を行ったところ、池に生息するカメの大半がミドリガメで、在来種のクサガメなどが激減していることが分かった。ミドリガメはペットなどで飼っていたものが捨てられたとみられ、生態系を乱すとして駆除された。調査では、観光客が捨てたとみられる大量のごみも見つかり、古都・奈良を代表する名勝で安易なポイ捨てが横行していた実態が浮かび上がった。(橋本昌宗)
カメの国際見本市 タオバオ代行
「またミドリガメだ…。イシガメが全然いない」
2月19日、猿沢池でカメなどを捕獲した作業員はため息を漏らした。予想した以上にミドリガメが多く、期待したクサガメ、イシガメが少なかったためだ。
大規模な捕獲となったこの日を含め、作業期間の18~23日に見つかったカメは全部で258匹。このうちミドリガメは198匹と群を抜いて多く、クサガメは54匹、イシガメはわずか1匹だった。
前回の水抜き調査ではミドリガメ78匹に対し、クサガメが358匹、イシガメが59匹と在来種が優勢だったが、この18年間にミドリガメが急増していることを裏付けた。
今回の調査ではほかにスッポンが3匹と、中国原産のハナガメ、イシガメとクサガメの交配種、北米原産の肉食魚「スポッテッドガー」も各1匹発見された。前回も含めて見つかったカメの原産地は北米や中国、東南アジア、中近東など世界中に及び、地元の生物を調査している奈良教育大付属小の井上龍一教諭は、「(まるで)カメの国際見本市だ」と皮肉まじりに形容した。
国内で急速に普及
ミドリガメは米ミシシッピ川が原産で、もともと日本にはいない。在来種のクサガメ、イシガメに比べ、卵を産む数が多く、繁殖力が強い。ストレスにも強く、甲羅干しのできる陸地を在来種を押しのけて独占する。体も浮きやすい構造で、陸地がなくても甲羅干しができる。
1970年代頃から日本に輸入され、たちまち普及したが、成長が早くて飼いきれなくなり、捨てる飼い主が後を絶たない。猿沢池だけでなく、全国の川や池で生態系の破壊が問題となっている。
国内で広範囲に普及しているため、輸入や飼育、遺棄を禁止する外来生物法の「特定外来種」に指定すると混乱が生じる恐れもあるとして、環境省は段階的な規制を検討しているが、根本的な解決は難しいのが実状だ。
タオバオ代行からのニュース
カメの国際見本市 タオバオ代行
「またミドリガメだ…。イシガメが全然いない」
2月19日、猿沢池でカメなどを捕獲した作業員はため息を漏らした。予想した以上にミドリガメが多く、期待したクサガメ、イシガメが少なかったためだ。
大規模な捕獲となったこの日を含め、作業期間の18~23日に見つかったカメは全部で258匹。このうちミドリガメは198匹と群を抜いて多く、クサガメは54匹、イシガメはわずか1匹だった。
前回の水抜き調査ではミドリガメ78匹に対し、クサガメが358匹、イシガメが59匹と在来種が優勢だったが、この18年間にミドリガメが急増していることを裏付けた。
今回の調査ではほかにスッポンが3匹と、中国原産のハナガメ、イシガメとクサガメの交配種、北米原産の肉食魚「スポッテッドガー」も各1匹発見された。前回も含めて見つかったカメの原産地は北米や中国、東南アジア、中近東など世界中に及び、地元の生物を調査している奈良教育大付属小の井上龍一教諭は、「(まるで)カメの国際見本市だ」と皮肉まじりに形容した。
国内で急速に普及
ミドリガメは米ミシシッピ川が原産で、もともと日本にはいない。在来種のクサガメ、イシガメに比べ、卵を産む数が多く、繁殖力が強い。ストレスにも強く、甲羅干しのできる陸地を在来種を押しのけて独占する。体も浮きやすい構造で、陸地がなくても甲羅干しができる。
1970年代頃から日本に輸入され、たちまち普及したが、成長が早くて飼いきれなくなり、捨てる飼い主が後を絶たない。猿沢池だけでなく、全国の川や池で生態系の破壊が問題となっている。
国内で広範囲に普及しているため、輸入や飼育、遺棄を禁止する外来生物法の「特定外来種」に指定すると混乱が生じる恐れもあるとして、環境省は段階的な規制を検討しているが、根本的な解決は難しいのが実状だ。
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2014年3月22日星期六
鶴竜1敗対決制
鶴竜1敗対決制す…白鵬破り初優勝&綱に王手
タオバオ日本語 3月22日(土)18時0分配信
「大相撲春場所・14日目」(22日、ボディメーカーコロシアム)
注目の1敗対決は、綱とりに猛進する大関鶴竜=井筒=が、寄り切りで最強横綱の白鵬=宮城野=を破り、初優勝と横綱昇進へ王手をかけた。
結び前の一番には18本の懸賞が付いた。立ち合いから両者突っ張りで応戦。左上手をとった鶴竜が土俵際で粘る白鵬を寄り切った。ただ1人13勝1敗となった鶴竜は千秋楽で大関琴奨菊に勝てば、優勝が決まる。
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削除されたコメントです。
| 40分前(2014/03/22 18:04) 違反報告 いいね
ラジオ解説の北の富士(?)さん
「まあ、こう言っちゃなんだけどね…横綱が3人。みんな外国人だからね。日本人力士何やってんのかなと思いますね。」
正直、同感です…
>> 返信コメント 7件
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mzn*****
| 42分前(2014/03/22 18:02) 違反報告 いいね
鶴竜これで単独トップか。
明日は自分の相撲に集中して、優勝して堂々と横綱になってくれ!
>> 返信コメント 1件
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sup*****
| 42分前(2014/03/22 18:02) 違反報告 いいね
明日勝てるか?そういえば鶴竜は千秋楽に敗れて決定戦でも敗れ優勝を逃したこともある。明日の1番は今までにない緊張があるはず。優勝と横綱がかかっているのだから。
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2014年3月20日星期四
智弁和歌山VS明徳義塾
名将同士が早くも心理戦を展開!? 第86回センバツ高校野球初戦の最大の注目は「智弁和歌山VS明徳義塾」
タオバオ代行 3月15日(土)9時54分配信
二人合わせて甲子園105勝の名将対決
第86回のセンバツ高校野球の抽選会が14日に大阪府内で行われた。注目の抽選会には多数の報道陣が訪れた。初戦から同じ地域同士が対戦することを避けるために工夫された抽選を経て、大会6日目までの組み合わせが決まった。
21世紀枠として出場する都立小山台高校は大会初日の第3試合で、大阪の履正社高校、やまびこ打線復活が期待される徳島の池田高校は大会2日目の第2試合で登場し、和歌山の海南高校と対戦する。
抽選後、行われたカード別の囲み取材でとりわけ大きな輪ができていた場所があった。大会4日目の第3試合で対戦が決まった高知の明徳義塾高校の馬淵史郎監督(58)と、智弁和歌山高校の高嶋仁監督(67)が2人並んで、どっしりと腰をかけていたのだ。
歴代5位の甲子園通算勝利数42勝(23敗)の馬淵監督と、歴代1位の63勝(30敗)の高嶋監督。2人合わせて105勝の名将対決がいきなり1回戦から実現することになったのだ。2002年の夏の甲子園では決勝のカードだった両校。その時はヤクルトの森岡を擁した明徳義塾が優勝している。
対戦が決まった瞬間、2人の監督は「いや~、まいった」というような表情をしていた。そこから早くも2人の舌戦、心理戦が始まった。
実はこの2人、ライバル校の監督同士ではあるが、仲がいい。高嶋監督は「いや~、実は2人で2月に食事をしていたんです。センバツ出場が決まって、決勝戦で我々が対戦しようという話し合いになっていったんですがね」と笑って明かした。馬淵監督も「本当は決勝戦で当たりたかったですね。強豪と当たるのは仕方がないとはいえ、親しい仲なので」と戸惑いを隠せなかった。
さっそく始まっている心理戦
対戦が決まったことについて両監督の答えはほとんど同じだった。
高嶋監督が「試合で勉強をさせていただきたい。馬淵監督はいろんな作戦を持っているから。『えっ? えっ?』ってこちらがベンチで思ってしまうくらい。なるほどなぁ……って勉強になるんですよ」と話せば、馬淵監督も「大監督ですから、野球を教えていただきたい。みんなが見本にしている監督ですからね。ゲームをやってこんなにうれしいことはないですよ。結果が悪ければ、次への戦いの気力になりますから」と話した。
素直な気持ちを表現しているだけなのかもしれないが、さっそく褒め殺し作戦、心理戦が始まったともとらえることができるコメントだった。
1年生の夏からマウンドに上がる岸潤一郎投手がエースの明徳義塾。試合は大会4日目の第3試合、午後2時試合開始とあり、馬淵監督はほっとした様子だった。岸は低血圧でできれば朝一番の試合は「投げさせたくなかったんです」と胸の内を明かすと、高嶋監督は「春は雨が多いからねぇ……。(中止になって次の日の)朝になることだってあるかもしれないよ」とチクリ。2人は顔を見合わせて笑っていた。
会話の呼吸もなんだか合っている。頻繁に食事にいく間柄でも、戦いとなれば別。褒め合っているが、本心は、選手のためにも、どんな作戦を使っても勝ち上がることだろう。初戦から好カードがある今センバツ大会。ベテラン監督の対戦は、高校野球ファンも目が離せない一戦となる。
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ban*****
| 5日前(2014/03/15 10:02) 違反報告 いいね
1回戦屈指の好カード
もう少し後の方で対戦してほしかった
>> 返信コメント 2件
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mur*****
| 5日前(2014/03/15 10:21) 違反報告 いいね
疲れが溜まってる終盤でやるより、疲れてない初戦にやるのもいいかも。
万全の岸くんと智弁打線の対決は楽しみだ!
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rox*****
| 5日前(2014/03/15 10:34) 違反報告 いいね
このカード楽しみです!
>> 返信コメント 1件
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